ニ ュ ー ス N E W S 世  界  観 W  O  R  L  D 宇 宙 レ ス ラ ー SPACE WRESTLERS ブ ロ グ B L O G 漫   画 C O M I C

 
※登場人物
     
   
突然ゲット・リー(以降:ゲット)の左肩の亀(呑・テキーラ)が唸り出す
亀「むぅぅぅ・・」
ゲット「ど・・呑ちゃんどしたね?(汗)」
亀「おかしい。おかしい二ョ!」
そう言うと亀がむくむくと大きくなっていき、惑星テキーラの王「呑・テキーラ(以降:テキーラ)」の姿へと変わった
惑星オニオン代表者席のオニオンに言う
テキーラ「オニオンくん。ちょっとそのマイクロフォンを貸してほしい二ョ!」
リング上は第二議題撤収に入っている
そこへ向けてなんと呑・テキーラがマイクで吠えた!
テキーラ「おかしい二ョ!流石に今の試合の止め方には疑問が残る二ョ!意義ありだ二ョ!」
B.Bチョップ「・・・そこにいたか、テキーラよ。で?俺の判断ミスだとでも?」
テキーラ「ミスではない二ョ!明らかに「ジャンボォ」とやらを庇ったと言っている!その理由の説明を求める二ョ!」
オニオン「おい・・じいさん、王者に意見していいのかよ・・」
テッコ「前代未聞だわ(汗)・・何が起きるのかしら 」
B.Bチョップ「それがバトルサミット第三議題で良いんだな?呑・テキーラよ」
テキーラ「第一議題でわたしが出る幕奪った事も纏めて償わせてやる二ョ!」
呑・テキーラがリングに降り立った。そしてB.Bチョップも巨体を覆う、襟の高い赤いマントを脱いで玉座から降りた
B.Bチョップ「俺は議題を途中で止めるつもりはないぞ呑・テキーラ」
テキーラ「たまには痛い目みせてやる二ョ!」
バーリトゥード系緊急首脳サミット第三議題「B.Bチョップ VS 呑・テキーラ」がはじまる
瓢箪の中の古い酒をグビリッと喉に流し込みながら、惑星テキーラの王「呑・テキーラ(以降:テキーラ)」は思った
・・・バトルサミットで遊んでやろうと思ったがまさか王者(B.Bチョップ)が釣れるとは二ョ。ここで勝ちゃ、わたしが一気にバーリトゥード系統治者に・・・
テキーラ「二ョ二ョ二ョ!」
客席のオニオン「あのじいさん、王者を前に顔がニヤけてるぜ。たいしたもんだ」
客席のゲット「見て!どうやらテキーラが仕掛けるよ!」
ふらふらと無防備にB.Bチョップの眼前まで歩いて近づくテキーラ。接近すると互いの身長差は歴然だ。なにしろ王者はデカイ、その腰あたりまでが呑・テキーラの身長である
テキーラ「おいB( B.Bチョップ)!仕掛けていい距離まで来てやった二ョに!どうした二ョ?」
ブンッ!
王者のフック気味の右掌碇が空をきる。テキーラが左によろめくように交わしたのだ
ブンッ!
今度は左の掌碇を豪快に空ぶるB.Bチョップ。前のめりに交わしつつ、うつ伏せに倒れ込むテキーラ。そこへ王者の巨大な右足が踏みつけた!
ガキッ!
テキーラの背負った背中の亀の甲羅に阻まれ、手応えが無さげに首を傾げるB.Bチョップ
いつの間にかテキーラはうつ伏せのまま亀の甲羅に両手、両足、頭部を全て収納している
客席のテッコ「凄い!テキーラの亀酔拳が王者を翻弄してるわ!」
B.Bチョップ「・・こんなのはどうだ?」
B.Bチョップはその場でジャンプ一番!左の手刀を振り上げると、目の前に転がる亀の甲羅に向けて着地と同時に思いっっきり振り下ろした!!
客席のテッコ「B.Bチョップ必殺のB.Bチョップ!!(汗)」
ガキィィン!
客席のゲット「なんと耐え凌いだね!!」
会場からは拍手の雨が起きる!
客席のオニオン「いちいちお行儀のいい観客だぜ!ヤジとかブーイングとか全くねぇんだからな」
客席の惑星BIGサンの「ナガレボシ」が、近くで観戦する惑星猿奴の「キングオラウー」に話かける
ナガレボシ「で・・あのじいさんこっから何かあんの?」
キングオラウー「気軽に話かけるじゃぁねえ!(怒)」
リング上ではB.Bチョップがテキーラの閉じ籠った亀の甲羅をひっくり返えそうと両手で掴みかかる。王者の怪力でも全く動かない亀の甲羅にまた会場から静かな拍手が贈られた
B.Bチョップ「闘いでもやっかい者だな・・ではこんなのはどうかね?」
B.Bチョップはいつの間にか右手に持った瓢箪の中身を口に含んだ
客席のゲット「あれ!呑ちゃんの瓢箪よ!なんで?」
客席のテッコ「たぶん、さっき二発目の掌碇が空ぶりした時だわ・・」
B.Bチョップ「・・・こんな感じだろ?」
ブォォォォ!!
王者は二つある自らの頭のうち左側の口より亀の甲羅に向けて多量の炎を噴き出した
燃え上がるリング上、燃える亀の甲羅、更に王者はそこに瓢箪の中の酒を注ぐ!
ゴオォォォ!
黒煙と炎で二人の姿が見えない
B.Bチョップ「いい加減出て来んと、焼け死ぬぞ」
客席のゲット「ど・・呑ちゃん!!」
客席のケイティ「ニャー↓」
その時B.Bチョップの上空から一つの影が飛びかかった!
客席のナガレボシ「ヒュー!やるね。じいさん♪超ファンキー♪」
なんと亀の甲羅の中で焼かれているはずの、呑・テキーラがB.Bチョップに肩車のような形で股がり、王者の右の頚部を自らの両足で巻き込むようにクロスさせて締め上げた
客席のテッコ「首四の字固め!!」
テキーラに首を極められたまはま、力が抜けたように膝から崩れるB.Bチョップ
客席のオニオン「甲羅にいなかったのかじいさん!・・でもいつから??」
客席のテッコ「たぶん王者が必殺のB.Bチョップを放ったあたりからだわ・・」
リング中央で膝立ちのまま、双頭のうち右の頚部を自分の半分ほどの身長しかない「呑・テキーラ」に両足で極められ、動きを止めるB.Bチョップ!
テキーラ「二ョ二ョ!わたしの必殺を決めるには、立ち上がってもらいたいところだ二ョ!」
ズンッ!
B.Bチョップの右足が力強く地面を踏むと、そのまま一気に立ち上がった!肩車状態で王者の首を両足で極め続けている呑・テキーラが、そのまま自らの上体を思いっきり後ろに反らせた!
ズドドドドドンッ!
なんと、肩車状態のB.Bチョップごと後ろに180°回転し、王者の体前面を地面に叩きつける形となった!右人差し指を高々と天に向け、左手を腰に添えながらテキーラが言う
テキーラ「必殺リバースフランケンシュタイナーだ二ョ!!」
会場中スタンディングオベーション!!拍手のビッグウェーブだ!!幽鬼のように、力なく立ち上がるB.Bチョップ。意識があるのかないのか?その4つの目は泳いでいる
テキーラ「立ってくると思った二ョ!」
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