ニ ュ ー ス N E W S 世  界  観 W  O  R  L  D 宇 宙 レ ス ラ ー SPACE WRESTLERS ブ ロ グ B L O G 漫   画 C O M I C

 
※登場人物
  
中央惑星「ニューサン」中央ゲート付近にて

ミカンおれんじマン(以降:ミカン)「おぬし中央側の者と思っておったが、裏切り者とはな!許すわけにはいかないでござる!」
ドンッ!ミカンが右掌でアスファルトの地面を叩くと、手と地面の間からもくもくと紫色の煙が立ち上ぼり辺りを包んだ
初代ドラねこマスク(以降:初ドラ)「・・なんだこりゃどういうことよ?」
初ドラの目には地面がドロドロと溶けだし、景色は紫色霧で歪んで見えたのだ
ミカン「ククク!誰もいない空間を作ってやったぞ!いざ存分に殺し合おうぜ!」
初ドラ「しゃべり方変えてんじゃねぇガキがぁ!」
初ドラが先制の打点の高いドロップキックを放つ!
しかし、同時にミカンが更に打点の高い跳躍で初ドラの真上まで飛び、ほぼ真下に向けた鋭角なドロップキックを初ドラの顔面にヒットさせた!ズザザザ・・(地面に叩きつけられながらスライドする初ドラ) だが、直ぐ様立ち上がった初ドラが助走からステップを踏み、頭を上にしたま空中で体を横に一回転させると、そのまま空中で右足を横に放り出し豪快なキックを狙う!(ニールキック)
ミカンは前方へ滑るように駆け出すと、開脚し、地面とほぼ水平まで上体をかがめて、初ドラのニールキックの下を潜り抜ける。と同時にミカンがバク宙から左足でまだニールキックの体勢のままの初ドラの顔面を捉えた!(オーバーヘッドキック)
ズデーンッ!(派手に地面に叩きつけられる初ドラ)
ミカン「ハイフライヤーも世代交代だな!クハハハハハ!」
するとミカンは背中に背負った一振りの刀を右手に持って言う
ミカン「悪いが刀を使わせてもらうぜ!」
ミカン「刀術と体術の融合こそが、我が忍術なり!・・まさかおまえ、手品のように手先から炎でも出すと思ったか?ハハハハハ」
初ドラは考える
・・・おいらとしたことが、恥ずかしいぜ・・いや待てよ・・刀術と体術なら、最初の煙で出したこの空間は何だ?・・・
初ドラは自分の右手を見て気がつく
・・・微かに俺の手が震えて・・これは!!野郎ォォ盛りやがったな!!・・俺が二度も蹴りを外すわけがねぇ!・・
初ドラ「テメぇだけ神経毒の来ない風上に立ちやがって!とんだ卑怯もんがよぉ!」
初ドラ「そんなら、俺も覚悟決めて五次元殺法しかねぇな!!」
刀を構え疾風のごとく迫るミカン!
初ドラ「あんたの1分間をおいらに・・」
ボワァ!!瞬間初ドラの全身が真っ赤な炎に包まれた
初ドラ「なんだと!!」
ミカン「言うの忘れていたが、手品のように手先から炎を出す忍術も嫌いじゃないんでね!」
ザザザ・・ミカンの腰の無線機が鳴り出す
無線機「・・ザザ・・おいおれんじマン!こちらくまコップ・・ザザ・・B.Bドームでのテロは終息した・・3ヶ月後に「宇宙レスラートーナメント」開催の決定により・・テロ終息・・」
パチンッ!ミカンが右手の指を鳴らすと初ドラの全身を包んでいた炎が消えた。辺りを隠していた紫色の霧も、風で流されて次第に消えていった
ミカン「3ヶ月後のトーナメントで、ぜひ決着をつける・・でござるよ」
初ドラ「ケッ・・嘘くさいしゃべり方だぜ!」

〜エピローグ 完〜
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